本日わ、現代の衣服と云ふものの最高峰に位置付けられる天才「イザベラ・ステファネリ」女史の作品をひとつ。イタリアわ、Solibiati社のNobel Linenの綾織生地をマダーと鉄で料理し、手縫いとミシンで縫製。19世紀 最も偉大な精神の画家、“フィンセント・ファン・ゴッホ”をモデルにした1枚。手縫いによって生まれるふくよかな丸みまるでゴッホが求めた黄金を彷彿させる素朴ながら豊穣な色味。然しながら、その静謐さの中にわ、どこか荒々しさを優しさにわ、緊張を、平穏さにわ、嵐を感じさせる実に不思議な1枚デス。ここまでくると隙がありません。いけません。ただ黙って見るか、着るしか出来ません。サイズ：2肩55cm 袖55cm 身幅58ccm 着丈81cm状態：室内試着のみの新品・未使用。ハンガー・タグ完備。イザベラらしい立体的な造形美平置きの採寸もあまり意味をなしませんが一応。先ず、生地の美しさにため息がでマス。一見「無地」に見えるが、そうでわない綾の織り目を前身頃わ左右、後ろ身頃わ上下で、変化をつけています。行為ふさり気ない意匠が、素晴らしい素材の魅力を余すことなく引き出すので賞。一見、貫頭衣や着物の様な単純なフォルムですが、それがどうしてこんな立体的な服になるのか。マエストロの仕事ですね。まぁ…こんなひと通りのつまらん事しか言えません。十分な数値デスが175cm72kgの筋肉質なガッシリ体型で、第二ボタンを閉めると、脇下がつっぱり、やや不安を感じたので試着のみデス。イザベラの手縫いによるこの独特な丸みが故に、着用時に、「人体に沿って服が動く」そんな風に感じマス。普通体型や小柄の方なら間違い無く着用に問題わないかと。吊るしてずっと眺めてましたが、勿体ない気がしまして、一応、リリースいたしマス。今、同じモデルが30万近くだそうデス。ゴッホを大変敬愛しておりまして、この服も気に入っておりマス。6月いっぱいで売れなければ、自分で生涯着るつもりデス。値下げわ考えておりません。ジーっと眺めてマスと、アルルの風や、イザベラが針を繰る音が聞こえるようで、ボタンなどゴッホの描いた烏に見えて大変愉快です。