ブラジルの老舗メーカーWerilのテナーバストロンボーンを出品します。Werilは、日本ではほとんど流通していませんが、オーストリアに起源を持つ、創業100年以上の老舗メーカーです。本機はGG82というモデルです。GGはGilberto Gaggliardi（ジルベルト・ガリアルディ）という著名な作曲家を指します。彼の功績を讃え、国際トロンボーン協会主催のコンクール、18歳以下の部は「ジルベルト・ガリアルディ テナートロンボーンコンクール」という名前がつけられています。本機はbachの技術供与を受け、製造されたもので、永遠のスタンダードbach 42boを手本にハンドメイドで作られています。一枚取りのゴールドブラスベルからは、豊潤かつ逞しい音色が鳴り渡ります。一方で柔らかく優しい音色も出すことができます。良く鳴り、振動が手まで響いてくるほどです。反応も良く、入れた息がすぐ音になる感覚を覚えます。スライドもバルブも良好で、音楽づくりに集中できます。持ち手のラッカー剥がれ、主管とベルに浅い凹みが一ヶ所ずつ見られますが、全体的には概ね綺麗な状態です。マウスパイプが3本付属します。うち2本は同じに見えますが、詳細不明です。eBayなどで検索すると、20万円前後で取引されているようです。日本国内では無名ですが、世界的に有名なメーカーの逸品です。10以上のメーカーの30台以上のトロンボーンを吹いてきましたが、中々に良い楽器です。バランスはいいですが少し重たいので、高校生以上がおすすめかなと思います。ヤマハxenoのハードケースをおつけします。側面と上部（これホント大事）の2ヶ所の持ち手、ショルダーストラップがつきます。今まで10種類以上のケースを触れてきましたが、なんだかんだでこれが一番です。堅牢だし、コンパクトだし、ベルト無しで楽器を固定できるし、マウスピース入れるとこあるし、最高です。機材整理のため、泣く泣く出品します。学生さん（と、その親御さん）であれば、値下げにも応じます。この機会にぜひどうぞ！