韓国で古く食事の際に使用されていたお膳です。購入の際、李朝のものということでしたので、李朝膳または韓国の言い方では小盤（ソバン）になります。材質は欅（けやき）ということで、欅の輪花膳になります。天板直径約44.5cm 高さ約32cm天板は少しだけ反りがあると思いますが、置いたものが傾いたりなど、使用に支障があるものではありません。床においた際、足の部分のバランスが悪くなっており、少しガタガタしますが（購入当初から）、使用時に特に気にはなりませんでした。材質は欅で、ツヤがありしっかりとしています輪花型の天板に側面と足の部分は凝ったつくりで、側面の細工が美しいお膳です。10年以上前になると思いますが、熊本市にある「ギャラリー満」さんが李朝家具の展示会を開かれた際に11万円で購入しました。ギャラリー満は、古伊万里の器をはじめ、李朝の器や店主のセレクトした現代の作家の器、李朝家具や籐のかごものなどを扱うお店です。長年器などに携わってこられた店主が選んだ質の良いものだけを扱うこだわりのお店です。（ブログなどがありますので、ご覧になられるのをおすすめします）小盤は、食事をするためのお膳ですので、購入後は食事の際やお茶を飲む際に使用しました。私がつけたものだと思いますが、天板に器を置いた跡がついています（写真12）。その他、古いものなので、購入当初から傷等があります。が、状態としては良いもので、材質、造りをとっても、質の高いものだと思います。一度、ソウルの骨董街、タプシムニに行き、家具などを見て回りましたが、質の良い小盤はかなり高額で売られていました。比較的長く手元に置いて使用しましたが、所持品を少なくしていこうと、手放すことにしました。このお膳は「用」の道具で、質もいいもの。飾り物ではなく、日々お使いいただくのが合っていると思います。